皆さんこんにちは!
セガゲームス、第3事業部の麓です。
今年でSEGA TECHBogもこの8月に4年目を迎え、とても多くの方々がこのブログを知り、読んでくださるようになってきまして、続けることの大切さを噛み締めているところです。
来月にパシフィコ横浜で開催されるゲーム業界最大のカンファレンス
会期:2019年9月4日(水)~9月6日(金)
にセガグループ(および関連会社)からも何名か今年も登壇します!
それでは今回で4回目となる、セガグループ関係者によるセッションと登壇者紹介に加え、ここでしか見れない講演者からのメッセージや、当日の資料からの抜粋等、紹介します。
セッション
スクラムチームでモブプロ!-立ちはだかる導入・運用の壁とその成果-
セッション内容と講演者より
私たちは約3年、スクラムチームとして開発業務に携わっています。
事業に貢献したい、属人化を解消したい、新しい事にチャレンジしたいという課題を解決する手段を探してる中で、モブプロの導入を決めました。
導入を決めたものの、モブプロの導入を思い描いた方ならすぐに直面する壁からエンジニアならではの壁など、いくつかの壁に直面しました。
その壁をチームがどう乗り越え、どう成長し、どのような成果が生まれたのか、実践から感じたメリットやデメリットを含め、お話させていただきます。
チームが抱える課題を分析しその解決手段を模索している方へ、参考にしていただければ幸いです。
講演者
株式会社セガゲームス DMS事業部 システム開発部 研究開発2課 課長
横島 太志
09月04日(水) 15:20 〜 15:45(ショートセッション)
スナップショット
セッションについて
役割を分担開発を行うスピード感とは違った側面にあるモブプロにおけるスピード感の実感など、予想外の効果についても触れさせていただきます。
Mesh Effect Shape:2Dカートゥーン調デザインから、その魅力のままにアニメーションする3Dエフェクトメッシュを軽量かつ効率良く作る!
セッション内容と講演者より
Marzaが久しぶりにCEDECへ戻ってきました。
水、火、煙などのエフェクトを2Dカートゥーン調デザインの魅力そのままの形で3Dオブジェクトとして制作できる手法をご紹介します。
デザインを重視したアプローチに始まり、カスタマイズされたスカルプトツールを使い工程によってはツールで自動化し、メッシュのレゾリューションも自由にコントロールできるなど、バリエーションに富んだ機能を用意し、直感的にボリュームを持ったシェープを作ることが可能です。
本セッションのエフェクトはUnityを使用した弊社の新作ショートフィルムで使われていますので、その実例と共にご紹介します。
使用ツール:Python、2Dペイント、 Maya、Unity
講演者
マーザ・アニメーションプラネット株式会社
映像事業1部 リアルタイムチーム チームマネージャー 高橋 聡
技術課 Assistant Technical Director Brent Forrest
技術課 Technical Director 松成 隆正
09月05日(木) 11:20 〜 12:20
スナップショット
セッションについて
ゲームエンジンを利用した新たな進化を遂げたMarzaの新作と共に、手描きの魅力を真にCGの世界に落とし込んだ、ユニークなエフェクトをお届けします。
また、表現の進化だけではなくパイプライン面での進化もお話しします。
ラウンドテーブル
ワーママ・ワーパパたちの働き方と悩み/御社の悩みは何ですか?他社はどう解決しているの?
セッション内容
<<2017年から始まったラウンドテーブルです/CEDECでの恒例化を目指しています>>
2018ラウンドテーブルでは、
受講者の皆さんに、
「私たち1人1人の動きで、働きやすいゲーム会社環境を作っていきましょう」
「来年のCEDECまでに、何か1つ新しいアクションを起こしましょう」
「きっと、何かが変わっていきます」
と呼び掛け、終了しました。
この1年、皆さんの周りで、何が変わったでしょうか?
引き続き、抱えている問題点は何でしょうか?
自社だけでは解決できない問題があれば、皆に相談しましょう。話し合いましょう。
皆さんが抱えている問題の、糸口が見つかる場にしたいです。解決が難しい問題でも、相談できる相手がいるだけで、勇気づけられるものです。
冒頭で、セガでのその後1年の動きを簡単に説明します。
5グループ程度に分かれて、皆さんの会社では、この1年でどのような動きがあったか、働きかけを行ったか、等、情報の共有をしていただきます。
現在抱えている悩みに関しても、共有して下さい。
その後、グループごとに発表。
発表された各社の内容に、意見や、質問がある場合は、質疑応答を行います。
他社事例の情報は、自社へ持ち帰り、社内で情報の共有を行っていただきたいです。それぞれの会社で、さらなる1アクションを興こすキッカケにしたいと願っています。業界の、働き方改革に繋げていきましょう。
講演者
株式会社セガゲームス エンタテインメント事業本部 第4事業部
茂呂 真由美
株式会社セガインタラクティブ コンテンツ研究開発本部 デザイナー
鈴木 こずえ
09月04日(水) 11:20 〜 12:20
スナップショット
講演者からのコメント
他社様と情報共有することにより、直面しうる問題と、具体的な対応例を知ることができます。
ここで刺激を受け、自社に持ち帰った後、自ら、何か行動を興していただきたいのです。
業界全体のワークライフバランス、意識改革に繋げていきたい、という目的で主催しました。
私たち1人1人の動きで、働きやすいゲーム会社環境を作っていきましょう。変えていきましょう。
Keep on Moving!
「ラウンドテーブル」ですので、悩みを抱えている方、共有したい自社事例のある方は、積極的にテーブル席についていただければと思います。
見学希望の方は、ラウンドテーブルが始まったら、各テーブルの話しが聞こえる場所に移動して、是非、現場の生の声を聞いて下さいね。
(立ちたくない!という方は、椅子ごと移動していただければ!)
セッションについて
ラウンドテーブル開催前、セガでのその後1年の動きを5分程度で説明、共有します。
社内共通コミュニケーションツール「Office365 Teams」を利用して、グループ会社間でのシナジーをどう高めていったか、活用法もご紹介します。
日々の業務から少しずつ始める!TA育成について話すラウンドテーブル
セッション内容
本ラウンドテーブルは、昨年度の「若手テクニカルアーティスト(以下、TA)の育成とその役割について話すラウンドテーブル」、および、一昨年度の「若手TAの業務効率改善への貢献、育成について話すラウンドテーブル」の議論に続くものです。
近年、その需要から各社でTA業務を専門で行う若手を育成しようという動きが広がっています。昨年、一昨年のラウンドテーブルを通じて、TA育成について若手にTA業務をやらせてみること、その機会を与えることが大事ではないかと議論が交わされました。しかし、そのようなTAの育成を行うためには育成する側の環境や人材にある程度の余裕が必要になり、現実的には余裕がないためTA育成に向けた活動を行うことは困難の場合が多いという課題も判明しました。
そこで今年は、実業務へのアサインを通じたTA育成に焦点を当て、日々の業務へのアサインから少しずつTAを育成していくことはできないか、どのような業務へアサインすることがTAとしての知見を得ることにつながるのかをラウンドテーブルという形で突き詰め共有し、業界への貢献へとつなげていきたいと考えています。
講演者
株式会社セガゲームス 第3事業部 第3開発2部 テクニカルサポートセクション プログラマー
清水 宣寿 他
09月04日(水) 14:50 〜 15:50
講演者からのコメント
パネルディスカッション
ゲーム開発におけるOSSライセンス管理の実際 (パネルディスカッション)
セッション内容
本セッションでは、複数の企業のOSS管理の責任者にお集まり頂き、各社での取り組みをシェアいただきます。
具体的な管理法、注意すべきOSS、困ったライセンスなどをご紹介頂きます。
参加者のOSS管理への啓蒙、実際の問題の解決に役立つ情報をご提供します。
講演者
株式会社セガゲームス 開発技術部 課長
山中 勇毅 他
今回紹介したセッションで聴講したい!と思ったセッションはありましたか?
多くの開発者の集まるCEDECは、パシフィコ横浜 会議センター(神奈川県横浜市西区みなとみらい)で9月4日(水)~9月6日(金)の間、開催されます。
CEDECに参加して情報収集や交流をし、ゲーム業界の今を知り、業界の未来について語り合いませんか?
それでは皆さんCEDECでお会いましょう!
私達は将来CEDECに登壇してみたいと思っている、技術に興味のある方を求めています。
そんな貴方、以下にアクセスしてみませんか?
最後に、今月はこのSEGA TECHBlogの運営についてCGWORLD.jpに取材いただきまして、記事として公開もされました。
これまでの3年間、このブログを通じで何が起きて、生まれてきたか、これからのアイデアなどお話しさせていただいています。
よかったらこちらも合わせて読んで頂ければ幸いです!!
※複数社登壇の場合でもセガの社員のみ表記しています